Kamuycikap - SentenceDataBase

日々の勉強の記録を気分で書き綴るブログ

GoogleAppsEngineをRubyで開発する環境を構築

JavaSDKのインストール

下記のサイトからJavaSDKをダウンロード
Java SE Downloads - Sun Developer Network (SDN)
執筆時点での最新ファイルは「 jdk-6u18-linux-i586.bin」です。

ダウンロードしたら下記のコマンドにてインストール

sudo sh jdk-6u14-linux-i586-rpm.bin

コマンドプロンプトに表示されるライセンス情報を一通り読まなければならない様子。
ひたすらEnterキーを押していくと、yes/noを入力するようになるので、yesを入力してEnterを叩く。
Doneがプロンプトに表示されたらインストール終了。
コマンドを実行したディレクトリに「jdk1.6.0_18」ディレクトリが出来てます。
どうも、インストールコマンドを実行したディレクトリにjavaがインストールされる様子。

利用しているシェルはzshなので、.zshrcに下記を記入

# set java
export JAVA_HOME=/home/kamuycikap/work/Download/linux/java/jdk1.6.0_18
export PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATH
export CLASSPATH=.:$JAVA_HOME/jre/lib:$JAVA_HOME/lib:$JAVA_HOME/lib/tools.jar

これでコマンドプロンプトを再起動し、javaのバージョン確認を行うと下記のように表示されます。
無事にインストールされている模様です。

KAMUYCIKAP-INSPIRON% java -version                            /home/kamuycikap 
java version "1.6.0_18"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.6.0_18-b07)
Java HotSpot(TM) Client VM (build 16.0-b13, mixed mode, sharing)
KAMUYCIKAP-INSPIRON% javac -version  /home/kamuycikap/work/Download/linux/java 
javac 1.6.0_18

Google App Engine SDK for Javaのダウンロード

以下のページからGoogle App Engine SDK for Javaをダウンロードし、適当な場所に展開しておきます。
GoogleAppsEngine Download
ダウンロードするファイル名は「appengine-java-sdk-1.3.1.zip」になります。

ダウンロードしたzipファイルを解凍すると、いろんなファイルが展開されます。
どうも、展開されるだけで環境は出来ている模様。
unzipコマンドで解凍しました。
数個のディレクトリといろんなファイルが展開されます。

KAMUYCIKAP-INSPIRON% unzip ./appengine-java-sdk-1.3.1.zip

この時点で、既にローカルでGAEJアプリケーションを動作させる環境は整ったのかな?
試しに今展開したSDK同梱のdemoにあるアプリケーションを動かしてみます。

KAMUYCIKAP-INSPIRON% ./appengine-java-sdk-1.3.1/bin/dev_appserver.sh ./appengine-java-sdk-1.3.1/demos/guestbook/war/
The server is running at http://localhost:8080/

と表示されるので、ブラウザにhttp://localhost:8080/を入力してみると、なにやらアプリが起動している様子。
これで環境が整いました。
あとはRubyを動かせるようにするだけです。

jruby-complete.jarの作成

Google先生に問い合わせた所、jruby-complete.jarはJRubyの動作のために必要な機能が全て詰め込まれたライブラリだそうです。
普通にパッケージからJRubyをインストールした場合、「jruby-complete.jar」は付いてこない様子。
従って、ソースから自分でコンパイルする必要があります。
JRubyをソースからコンパイルするためにgitとantが必要になりますので、まずはそれらを用意します。

gitのインストール

gitの最新版をサイトから入手。
gitのDownloadサイトはココ
執筆中での最新ファイル名は「git-1.7.0.2.tar.gz」です。
適当なフォルダにダウンロードし解凍すると、沢山のファイルが展開されます。

展開したディレクトリに移動し、以下のコマンドを実行すればインストールは終了するはずでした。

KAMUYCIKAP-INSPIRON% ./configure
KAMUYCIKAP-INSPIRON% make
KAMUYCIKAP-INSPIRON% sudo make install

しかし、そうはいかず、下記のエラーが発生してしまいました。

fast-import.c:1036: error: expected ‘;’ before ‘s’
fast-import.c:1072: error: ‘s’ undeclared (first use in this function)
fast-import.c:1083: error: ‘Z_FINISH’ undeclared (first use in this function)
fast-import.c:1083: error: ‘Z_OK’ undeclared (first use in this function)
fast-import.c: In function ‘git_pack_config’:
fast-import.c:2387: error: ‘Z_BEST_COMPRESSION’ undeclared (first use in this function)
make: *** [fast-import.o] エラー 1

こんな感じでエラーが発生します。
エラーの名前でGoogle先生に問い合わせた所、zlib関連のファイルが足らないと教えてくれました。

KAMUYCIKAP-INSPIRON% sudo apt-get install zlib*

としたのですがインストールされません。
そこでsynapticを利用して、zlibに関するパッケージをインストールしてました。
インストールしたのは「zlib1g-dev」です。

この作業を行った後に再び以下のコマンドを実行すると、無事にインストールが終了しました。

KAMUYCIKAP-INSPIRON% ./configure
KAMUYCIKAP-INSPIRON% make
KAMUYCIKAP-INSPIRON% sudo make install

antのダウンロード

antも配布サイトから最新のものを取ってきます。
公式ダウンロードサイト
執筆段階で公開されているファイル名は「apache-ant-1.8.0-bin.zip」です。

ファイルをダウンロードし、適当なフォルダに展開します。
展開したフォルダを環境変数にセットしなければなりません。
筆者はzshを利用しているので、.zhrcに下記を追加。
※ANT_HOMEに設定するディレクトリはダウンロードして展開したディレクトリを設定する

# set ant
export ANT_HOME=/home/kamuycikap/work/Download/linux/ant/apache-ant-1.8.0
export PATH=$PATH:$ANT_HOME/bin

JRubyのダウンロードとインストール

JRubyのソースをコンパイルし、jruby-complete.jarを作成します。

JRubyのダウンロード

インストールしておいたgitを使ってダウンロードします。
コーヒータイムくらい時間がかかりました。

KAMUYCIKAP-INSPIRON% git clone git://kenai.com/jruby~main jruby
Initialized empty Git repository in /home/kamuycikap/work/Download/linux/jruby/.git/
remote: Counting objects: 120145, done.
remote: Compressing objects: 100% (38813/38813), done.
remote: Total 120145 (delta 84584), reused 107524 (delta 74645)
Receiving objects: 100% (120145/120145), 51.40 MiB | 322 KiB/s, done.
Resolving deltas: 100% (84584/84584), done.
JRubyのコンパイル

下記のコマンドにてコンパイルを実行

KAMUYCIKAP-INSPIRON% ant jar-complete

結果が下記のようになりました。

_osgify-jar_:
     [copy] Copying 1 file to /home/kamuycikap/work/Download/linux/jruby/build
  [bndwrap] jruby-complete 8111 0
     [move] Moving 1 file to /home/kamuycikap/work/Download/linux/jruby/lib

BUILD SUCCESSFUL
Total time: 1 minute 24 seconds

1分24秒でコンパイルが終了しました。

JRuby-Rackのインストール

下記のサイトにて最新のJRuby-Rackをダウンロードします。
JRuby-Rackダウンロードサイト
執筆時点での最新ファイル名は「jruby-rack-0.9.5.jar」です。
得に何をするわけでもなく、ダウンロードするだけでOKとの情報です。

以上で環境構築は終了したはず!?

ここまでの手順で環境構築は終了したはずです。
後日、構築した開発環境にてサンプルでも作ってみます。
うまく実行できなかったら、環境構築からやり直さなきゃ。。。。。。