Kamuycikap - SentenceDataBase

日々の勉強の記録を気分で書き綴るブログ

MX Linux 18 をインストールしてみた(日本語表示と日本語入力を可能に!)

DistroWatch.com: Put the fun back into computing. Use Linux, BSD.
時々、このサイトで人気のLinuxディストリビューションをチェックしているんですが、ここ最近で人気急上昇のディストリビュージョンが「MX Linux」。

数年間、不動の1位をキープしていたMintが3位に陥落。
半年間のチェックですと「Manjaro」が1位なんですが、3ヶ月間での順位は「MX Linux」が1位。

暫く、情報量の多いUbuntuやMintを安定して使っていたものの、これは試してみなければ!
噂によると、Googleの音声入力が問題なく動作するのが理由らしいですが、まずはインストールして使用感を試してみる事にしました。

ダウンロード

 ここからダウンロード。
 今回はThinkpad X220へのインストールを実施するので、64bit版を選択する。
 ISO download mirrors – MX Linux

インストール

 いつもならUnetBootinを使ってやるんですが、今回はEtcherを利用。
 balenaEtcher - Home
 USBメモリ(4GB)へisoを焼き込み。

 焼き込み完了後、USBメモリから起動。
 ※X220は、起動時にF12キーを押すことで、起動メディアを選択できる。

 無事に起動画面が表示される。
 この時にとても大切な事が!
 MX Linuxを起動する前に、F2キーで日本語を選択する事と、F3キーでタイムゾーンを東京にしておく事。
 
 F2キーとF3キーで、日本語と東京を選択後に起動。
 インストールの下りは、UbuntuやMintと同じで、USBメモリーから起動するとデスクトップに「Install」のアイコンがあります。

 MX Linuxのインストール情報をGoogleで調べながら行いましたが、紹介されている方法ではインストールできませんでした。
 引っかかったのは、ハードディスクのパーティション作成のくだり。
 きちんとパーティションを作らなければインストールが進みませんでした。
 ※120GBのSSDにインストールする為、10GB程度をswap領域として、残りの110GBをext4で「/」に。
 

日本語フォルダを英語に

 ターミナルを開き、下記のコマンドを入力すると、日本語のフォルダは残ったままになりますが、新たに英語のフォルダが作成されます。
 残った日本語のフォルダは、後で消しても大丈夫。

 LANG=C xdg-user-dirs-update --force

日本語表示情報のインストール

 左下にあるメニュー「MXツール」から「MXパッケージインストーラー」を起動。
 「Poplar Application」タブの一番下にある「Language」を開く。
  
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 Mintを使っていた時に利用していたfcitxを選択。ibusは使いませんでした。
 ibus以外のすべてをチェックして、Installボタンをクリック

日本語入力システムのインストール

 表示の次は入力です。
 日本語入力もMXパッケージインストーラーからインストールします。
 

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fcitxの選択
 ※画像はすでにインストールした後にキャプチャしたのでグレーになっています。
 インストール後に再起動すると、日本語入力ができる状態になっています。
 
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画面左側にキーボードのアイコンが出現します。

Mozc辞書ツールのインストール

 ここまでで、日本語の入力はできるようになっているものの、単語登録などの機能が不足しています。
 これもMXパッケージインストーラーで簡単に導入可能です。

 

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Mozcの設定関連ツールをインストール

 ※画像はすでにインストールした後にキャプチャしたのでグレーになっています。

CapsLockキーをCtrlキーに

 これも、Linux使うならお約束!?でしょうか。
 Emacsを使う人には必須ですね。
 わかってみれば簡単なのですが、結構悩みました。

 まずは、お馴染みのコマンドをラップしたシェルスクリプトを作ります。
 場所は任意です。
 スクリプトの内容はこちら。
  ↓↓↓

 #!/bin/sh

 /usr/bin/setxkbmap -option "ctrl:nocaps"

 その後、MXメニューから「設定」→「セッションと起動」をクリック。
 表示されるウィンドウにて、「自動開始アプリケーション(タブ)」→「+追加」→「名前の入力(好きな名前)」→「説明の入力(適当)」→「コマンド(作成したシェルスクリプトを指定)」と進めます。

 コマンドの登録が無事に終了すると、自動開始アプリケーションの一覧に、登録したシェルスクリプトがあるはずです。
 パソコンをシャットダウンし、再び起動すると、CapslockキーがCtrlキーとして機能しています。

使用感

 ほんのちょっと使ってみただけではありますが、動作はキビキビ。
 個人的には標準ファイラーはMX Linuxの方が使いやすいと感じます。
 MXパッケージインストーラーも直感的で使いやすい。
 ちょっと試す感じでインストールしてみたんですが、暫く使ってみようかと思えるディストリビュージョンです。