DistroWatch.com: Put the fun back into computing. Use Linux, BSD.
時々、このサイトで人気のLinuxディストリビューションをチェックしているんですが、ここ最近で人気急上昇のディストリビュージョンが「MX Linux」。
数年間、不動の1位をキープしていたMintが3位に陥落。
半年間のチェックですと「Manjaro」が1位なんですが、3ヶ月間での順位は「MX Linux」が1位。
暫く、情報量の多いUbuntuやMintを安定して使っていたものの、これは試してみなければ!
噂によると、Googleの音声入力が問題なく動作するのが理由らしいですが、まずはインストールして使用感を試してみる事にしました。
ダウンロード
ここからダウンロード。
今回はThinkpad X220へのインストールを実施するので、64bit版を選択する。
ISO download mirrors – MX Linux
インストール
いつもならUnetBootinを使ってやるんですが、今回はEtcherを利用。
balenaEtcher - Home
USBメモリ(4GB)へisoを焼き込み。
焼き込み完了後、USBメモリから起動。
※X220は、起動時にF12キーを押すことで、起動メディアを選択できる。
無事に起動画面が表示される。
この時にとても大切な事が!
MX Linuxを起動する前に、F2キーで日本語を選択する事と、F3キーでタイムゾーンを東京にしておく事。
F2キーとF3キーで、日本語と東京を選択後に起動。
インストールの下りは、UbuntuやMintと同じで、USBメモリーから起動するとデスクトップに「Install」のアイコンがあります。
MX Linuxのインストール情報をGoogleで調べながら行いましたが、紹介されている方法ではインストールできませんでした。
引っかかったのは、ハードディスクのパーティション作成のくだり。
きちんとパーティションを作らなければインストールが進みませんでした。
※120GBのSSDにインストールする為、10GB程度をswap領域として、残りの110GBをext4で「/」に。
日本語フォルダを英語に
ターミナルを開き、下記のコマンドを入力すると、日本語のフォルダは残ったままになりますが、新たに英語のフォルダが作成されます。
残った日本語のフォルダは、後で消しても大丈夫。
LANG=C xdg-user-dirs-update --force
日本語表示情報のインストール
左下にあるメニュー「MXツール」から「MXパッケージインストーラー」を起動。
「Poplar Application」タブの一番下にある「Language」を開く。
Mintを使っていた時に利用していたfcitxを選択。ibusは使いませんでした。
ibus以外のすべてをチェックして、Installボタンをクリック
日本語入力システムのインストール
表示の次は入力です。
日本語入力もMXパッケージインストーラーからインストールします。
※画像はすでにインストールした後にキャプチャしたのでグレーになっています。
インストール後に再起動すると、日本語入力ができる状態になっています。
Mozc辞書ツールのインストール
ここまでで、日本語の入力はできるようになっているものの、単語登録などの機能が不足しています。
これもMXパッケージインストーラーで簡単に導入可能です。
※画像はすでにインストールした後にキャプチャしたのでグレーになっています。
CapsLockキーをCtrlキーに
これも、Linux使うならお約束!?でしょうか。
Emacsを使う人には必須ですね。
わかってみれば簡単なのですが、結構悩みました。
まずは、お馴染みのコマンドをラップしたシェルスクリプトを作ります。
場所は任意です。
スクリプトの内容はこちら。
↓↓↓
#!/bin/sh /usr/bin/setxkbmap -option "ctrl:nocaps"
その後、MXメニューから「設定」→「セッションと起動」をクリック。
表示されるウィンドウにて、「自動開始アプリケーション(タブ)」→「+追加」→「名前の入力(好きな名前)」→「説明の入力(適当)」→「コマンド(作成したシェルスクリプトを指定)」と進めます。
コマンドの登録が無事に終了すると、自動開始アプリケーションの一覧に、登録したシェルスクリプトがあるはずです。
パソコンをシャットダウンし、再び起動すると、CapslockキーがCtrlキーとして機能しています。