Raspberry Pi 5 + M.2 NVMe SSD
話題のPi5にM.2 NVMe SSDを接続してBootする手順メモ。
Pi5用HatとSSDを接続
実装テストした機器は下記の通り。
Fikwot FN501 Pro 250GB NVMe SSD M.2 2280 PCIe Gen3 x4 内蔵 SSD
Geekworm X1001 V1.1 PCIe NVMe M.2 SSD 2280拡張ボード
接続方法等は、ネットで調べた。
MicroSD作成
どうやっても、最初はMicroSDへ通常通りにPiOSをセットアップします。
Pi OSのイメージをダウンロードして焼き付ける方法でも良いのだけれど、昨今は専用の「Raspberry Pi Imager」ってアプリで、ネットからダウンロードしながら焼いてくれるナイスなツールがあります。
NVMe M.2 SSD へOSインストール
作成したMicroSDをPi5へ押し、電源ON。
通常通りにOSを起動する。
Pi5を最新の状態に
下記コマンドをターミナルで順番に実行
$ sudo apt update; sudo apt -y upgrade
$ sudo rpi-eeprom-update -a
NVMe SSDを有効に
$ sudo raspi-config → Advanced Options -> Boot Order -> NVMe/USBと選択 -> Finish
再起動
raspi-config終了時、再起動を促されるので、再起動する。
もし、何らかの理由で再起動を促されなかった場合は、左上のRaspberryアイコンクリックから、マウス操作でPi5を再起動する。
Pi5再起動後、下記操作でImagerを起動。
Raspberryアイコン → Accessories → Imager
Raspberry Pi OSをNVMe SSDに転送
下記の通り選択して実施。
- Raspberry Pi Device → RASPBERRY PI 5
- Operating System → RASPBERRY PI OS Desktop(64bit)
- Strage → FIKWOT FN501 PRO 250GB
250GBのSSDで、1時間弱ほどかかった。
Pi5 EEPROM設定変更
下記の通りコマンドを実行し、設定を書き換える。
ここでの作業により、MicroSDではなくSSD起動するようになります。
BOOT_ORDERの仕様については、本家に記載がありました。
$ sudo rpi-eeprom-config --edit [all] # BOOT_ORDERを変更。fより右に6を含める BOOT_ORDER=0xf416
ファイルを保存し閉じると、自動的にEEPROMが書き換えられるようです。
電源を落とし、MicroSDを抜いて起動
無事に再起動したら、もう一度電源を切り、MicroSDを抜いて電源ON
$ sudo shutdown -h now
電源落ちたら、MicroSDを抜いて、電源ON!
再起動後のセットアップ(おまけ)
PiOSの初期設定値を変更しておきます
localisationの変更
raspberryアイコン → Preference → Raspberry Pi Configuration → Locale → Japanに設定
TimeZoneの設定
raspberryアイコン → Preference → Raspberry Pi Configuration → TimeZone → Asia / Tokyo