Kamuycikap - SentenceDataBase

日々の勉強の記録を気分で書き綴るブログ

エンジニアとして.....心得ておく事

会社と学校の違いに早く気がついてほしい

不定期に、技術情報やLinux等で遊んでいるメモを残している僕のブログですが、Engineerカテゴリとして思うことをつぶやいてみようと思います。
自分もまだまだ若輩者の若手エンジニア。
年齢が50代へ突入し、「まだまだ勉強途中!!」と仕事も遊びも一生懸命に頑張っている上司の背中を追いかけて、約10年この業界で仕事を行ってきましたが、本当の仕事はまだまだ出来ていない、マズい状況の僕がいます。

そんな僕ですが、時々、後輩エンジニアや他社新入社員と会話した時、何かしら心にひっかかるギャップを感じることがあります。
それは、「会社」と「学校」を同じ感覚で見ている(どのように日本語にして良いのか悩みます)エンジニア達との、仕事に対する向き方!?なのかな!?
そんなギャップです。

以下、自分への戒めも含め、自分が普段心に決めている事を書き綴り、自分へのコールバックとしよう。
人によって、様々に心に思い描く戒めはあると思うんですが、これが僕の思う事です。
正しいとか正しくないとかは人それぞれですがね。

会社と学校の違い

★会社は学校ではありません。

学校では、生徒が学校にお金を支払って、勉強を教えて頂く素晴らしい場所です。
会社は、給料を社員に支払う代わりに、社員が会社に対して利益をもたらす場所です。
会社は、給料を支払いながら社員に勉強させる場所ではありません。
自分の給料分も稼げない人が、勉強だけで給料もらったりしてると、「給料泥棒」と怒られます。
会社は、業務の為に行なう勉強を一切するなとは言いません。
社員は、会社で勉強する時間を減らす努力をし、一分一秒でも利益に繋がる「仕事」をしなければなりません。
会社は「仕事」を行ない利益を生み出す場所であり、勉強する場所ではありません。

★新入社員や新人は、先輩社員や同僚の利益で養われています。

自分の給料分も稼げないけれど、新人だからと言う理由で給料もらえるのは、入社してから3年くらいが限界です。
新入社員や新人は、会社に利益をもたらす人材ではありません。
新人さんは、会社の会社による会社の為に利益をもたらす教育をされていないので最初から利益をあげる事は難しい。
新入社員や新人さんは、利益をもたらすための技術を習得するまで、先輩社員や同僚たちの利益(給料)をわけてもらっているのです。

★個人プレーは成長に限界があります。

学校では、たいがいの事を一人でこなせるものです。
しかし、会社では、一人の力なんてちっぽけなもので、自分ひとりで出来ることなんて限られてしまいます。
会社では個人プレーは嫌われます。
会社では人間関係(職場のパートナーとしての)が、とても重要です。

★タイムスケジュールは大切です。

学校では、時間の概念は気にならない場合が多いです。
きっちりと決められた時間を、先生方が用意してくれます。
学校では時間割を自分たちで管理する必要なんか特にありません。
会社では、タイムスケジュールは特に重要です。
会社では、自分でタイムスケジュールを管理しなければなりません。
タイムスケジュールを他人任せにする人間は評価されません。
守らない人は信用すらされません。

★問題は与えられるものではない

学校では、等しく全員に同じ問題が提示されて、皆がその回答のスピードや精度を競う事があると思います。
会社の場合、与えられる問題(テーマ)は人によってそれぞれ違います。
会社では、先輩や上司がいても先生はいません。
学校には、先輩や先生がいてもお客さんはいません。
会社では、問題を与えられなくても、自分で問題を作らなければならないパターンが度々発生します。

★正解はひとつだけですか???

学校で提示される問題の回答の多くは一つだけです。
会社が立ち向かうテーマ(問題)の回答は、星の数ほど存在します。
選択した答えが正しいかもわからないし、答えがあるのかもわかりません。
答えが一つとは限りません。

★問題が解けるだけではダメなのです

学校で提示される問題を間違いなく解くと、褒めてもらえて良い点をもらえます。
会社では、与えられた問題(テーマ)に対する回答の一つを導き出したとしても、それが会社の利益にならなければほめられることはありません。
むしろ、利益にならない回答を誇らしげにひけらかせば、間違いなく怒られます。
短期間でも、長期間でも、会社に対して利益をもたらす人が評価されます。
会社では、原価意識をとても重要視します。

★理屈じゃ評価されません。

学校では、理屈が通れば評価されます。
会社では、理屈だけじゃダメです。
理屈を立証し、実証して公表しなければ評価されません。
理屈だけの人間は相手にもされません。

★得意分野だけではダメです。

学校では、専門分野の学習について良い成績を残せば評価されます。
会社では、技術的に優れているだけでは評価されません。
技術的な部分について常に努力することは当たり前の話であって、社会(世の中)の事も勉強しておかなければ評価されません。
社会の勉強は特に重要なのです。

★論文や作文を書くだけでは評価されません

大学等の学校では、論文を書くと評価してもらえます。
会社では、論文や作文を書くだけでは評価されません。
それは、「絵に書いた餅」として扱われ、出来の悪い企画書くらいにしか見てもらえません。

★良い結果だけでは意味がありません。

学校では、研究結果や活動結果の良い部分を強調すれば評価してもらえます。
それは活動メンバーの自慢にもなります。
会社では、それだけでは信用されません。
会社では、不良や失敗を想定/対策するために、最悪の結果も必要となります。
会社では、良い結果よりも悪い結果の方が重要視され、問題定義されます。
良い結果しか言わない会社(人)は、信用を失う確率が非常に高いです。

★「人任せ」はやめて下さい。

学校での研究結果や活動結果について、「この素晴らしい結果は世界の役に立ちます」と言っているだけで問題ありません。
学校や研究所であれば、その”素晴らしい結果”は他の誰かや企業が役立ててくれる事を待っていても大丈夫です。
会社は、自分たちで役に立つようにしなければいけません。
社員たちは、自分たちが生み出した”すばらしい結果”を役立ててもらえる努力をしなければ、会社から「給料泥棒」「役立たず」「能力が無い」「金食い虫」と言われてしまいます。